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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科2巻12号

1967年12月発行

文献概要

論述

先天股脱非観血的治療時の遺残性亜脱臼の予後

著者: 坂口亮1 立石昭夫1 黒川高秀1 小出清一1

所属機関: 1東京大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1180 - P.1190

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はじめに
 先天股脱非観血的治療法の成績,特に遺残性亜脱臼の予後については,当教室からすでに3年前,蓮江らが調査報告をした7).非観血的整復を受け5年以上(平均10.2年)を経過した300例509関節についてレ線計測を行なつた結果,21.2%に遺残性亜脱臼を認めた.また計測値を推計学的に処理し,治療終了時に将来の予後を知るレ線計測上の指標を出した.今回われわれは,飯野教授主管の「反復放射線曝射の影響」の全国調査の一環としてアンケート調査を行なつたのを機に,古い症例の来診を求め,さらに調査を進めることができた.前回の調査結果と重複するところは省略して,特に今回得られた問題について考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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