文献詳細
臨床経験
文献概要
脊椎の骨棘形成は,椎間板変性にともなつて発生する軟骨の退行変性の結果であることは一般に認められている.このような変性から起る頸腕痛および腰痛は整形外科医が日常経験するところであるが,頸椎の変性による咽喉頭の異常感や嚥下障害の症例に遭遇することは少ない.
さらに食道の外からの圧迫で嚥下障害を起すものは,食道周囲組織の腫瘍や外傷によることが多く,頸椎前面の骨棘によることは比較的稀なものと考えられている.
さらに食道の外からの圧迫で嚥下障害を起すものは,食道周囲組織の腫瘍や外傷によることが多く,頸椎前面の骨棘によることは比較的稀なものと考えられている.
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