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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科2巻3号

1967年03月発行

文献概要

シンポジウム 先天性股関節脱臼 私の治療法

私の治療法

著者: 泉田重雄1

所属機関: 1国立小児病院整形外科

ページ範囲:P.273 - P.279

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 先天股脱の治療は吾々整形外科医にとつて最も日常的なものであつて,早期診断,早期治療の普及した今日に於いては多くの症例がRiemenbügelその他の簡単な装具による治療によつて好成績を挙げ得るようになつたが,なお年長児の場合は勿論,乳児期においてさえ,非観血的整復不能例があり.非観血的治療失敗例で手術を要請されるものも跡を断たない.先天股脱の治療が可及的非観血的に行なわれるべきものであることは論を俣たないが,保存的治療によつて好成績を得る見込みのないものはできるだけ早期に弁別して,然るべき観血的対策を講ずべきものであつて,この意味において手術の適応は一般に考えられているより遙に広いものと考える.以下先天股脱の手術の自家法を略述して諸賢の御批判を仰ぎたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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