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海外だより
フランス整形外科の現況(3)
著者: 弓削大四郎1
所属機関: 1山口県立中央病院整形外科
ページ範囲:P.349 - P.353
文献購入ページに移動1965年11月4,5,6,6日Jeau Judetの会長の下で,ParisのSaint-Dominique通りのMaison de la Chimieで行なわれた.何分,専門医になるのが難しいことと,日本みたいに入会金を払えば,すぐに学会員になれる訳ではなく,推薦制度であるため,現会員数はフランス人は430名位,外人が270名位である,(1963年は,フランス人383名,外人276名)そのため日本の学会に比べて,静かで,会場も小さく,スライド係も1人の技師がゆつくり写して行くように,万事がゆつたりとしていた.講演10分,討論5分で,演題は臨床的なものに限られているので,我が国の整形外科学会より随分分り易く面白く思つた次第である.基礎的実験研究の学会は,2年に一回別に行はれている.
第1日目(1965年11月3日)
1)P. Bertrand(Paris),H.M. Benard,A. chassage,P. Havret(pont-l'abbé) "Notre expérience des résections augulations á la lumiere de 396 cas."(396例よりみた大腿骨頭頸部切除兼骨切り術の経験)
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