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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科2巻4号

1967年04月発行

文献概要

論述

四肢悪性腫瘍に対する制癌剤動脈内持続注入後の腫瘍細胞変化の光顕ならびに電顕的追跡

著者: 増田元彦1 福間久俊1 石川春律1 大江浩1 入部兼一郎1 篠原典夫1

所属機関: 1九大医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.365 - P.369

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 四肢に発生した悪性腫瘍に対し,罹患肢の切断や関節離断術などの根治的手術を行なう前に,腫瘍を栄養する主幹動脈内に制癌剤の持続注入を施行し,転移防止,ひいては治癒率の向上を企図してきたが,その症例数は昭和38年以来昭和41年10月迄に28例に達している.これらの症例につき,制癌剤の効果判定,更には制癌剤に対する腫瘍細胞の感受性の評価判定の方法として、注入前後の組織像の変化を比較対照し,光学顕微鏡的観察を行なつてきたが,今回そのうちの4症例につき電子顕微鏡学的観察を併せ行なつたので報告する.
 制癌剤としてはエンドキサン,メトトレキセート,クロモマイシンA3及びSなどで,これらの薬剤を単独または併用し,10日ないし2週間の使用期間を目標として使用した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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