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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科2巻4号

1967年04月発行

文献概要

シンポジウム 関節リウマチの治療

整形外科の立場・手の変形

著者: 津下健哉1 真田義男1 山河剛1 本山豪霊1

所属機関: 1広島大学医学部整形外科

ページ範囲:P.381 - P.388

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いとぐち
 リウマチ患者の諸関節,ことに手や足の関節に種々の変形がおこることはよく知られている.これらの変形は滑膜や滑膜下の炎症を一次的原因とし,これによる滑液の関節内貯溜は関節嚢の拡張,弛緩を招き,同時にリウマチ性肉芽による関節軟骨の破壊を伴つてloose jointを形成する.
 また,腱周囲の滑膜にも同様にリウマチ性炎症による肥厚がおこり,これにもとづく腱の機械的圧迫は腱の栄養障害を来し,さらに腱組織自体へのリウマチ性肉芽の侵入もみられて腱の弛張や自然断裂の原因となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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