icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科2巻4号

1967年04月発行

文献概要

診療の経験から

慢性骨髄炎の治療について

著者: 嶋良宗1

所属機関: 1和歌山医科大学整形外科教室

ページ範囲:P.435 - P.442

文献購入ページに移動
 慢性骨髄炎をいかにして早く治癒せしめ得られるかと,その治療方法に関する試みは,古くからいろいろとなされてきた.現今,一般に行なわれている方法としては,病巣掻爬,skin dressingや薬液の局所注入,抗生物質の全身投与などであるが,このような治療を施しても再発の杞憂は去らず,なお,長期間の治療法を必要とするのが現状である.そこで,教室では,積極的病巣の掻爬と切除を行ない,かつ,病巣部に対しては,強力,かつ,確実な洗滌を施こし,病的産物をできるだけ速やかに排除し,骨髄炎をより短期間に,より的確に治癒せしめる目的で,局所持統洗滌法に着目し,これに対して,いろいろな改良を加えて,好成績を挙げることができたので,ここにその治療方針の概略を記したが,骨髄炎治療の一助ともなれば,幸である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら