icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科2巻4号

1967年04月発行

文献概要

臨床経験

頸肩腕痛のレ線学的観察—頸椎レ線像を中心に

著者: 山口重嘉1

所属機関: 1長崎大学医学部整形外科

ページ範囲:P.453 - P.455

文献購入ページに移動
まえがき
 項頸部より肩,更に上肢にかけての疼痛という問題については色々な解釈があり,その病因,診断には必ずしも統一した見解は得られていない様である.例えば頸部脊椎症,頸部骨軟骨症,頸肩腕症候群,斜角筋症候群,肋鎖症候鮮,過外転症候群,等と各研究者により原因の検索と表現がなされているが,その各々についても判然としない点が少くない.又,肩関節を中心に痛みがあり,その運動制限,特に上肢の外転外旋が侵されるものを対象とする50肩症候群については,その誘因に心因性,体質性要因もゆるがせに出来ず,叉頸椎柱,肩関節周辺の疾患のひとつの現われとして或いは関連痛,反射痛の現われとして受けとられる可能性も多分にある.著者は先ず解明の足がかりとして,これら愁訴をもつて来診した患者の頸椎レ線を検索して検討を試みたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら