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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科2巻4号

1967年04月発行

文献概要

検査法

椎間板造影法

著者: 平林洌1 河野通隆1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.459 - P.469

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いとぐち
 起立・歩行する人類にとつて,脊椎は重い頭部を支え体軸となり,且つ大きな運動を要求される.殊に頸椎・腰椎は胸椎に比べ運動性が大きく,日夜慢性刺激をうけている.脊椎の支持性・運動性のうち椎間板のもつ役割は大きく,衝撃吸収という大事な仕事をしている.裏を返えしていえば,頸・腰椎の慢性刺激はこの部の椎間板に対して慢性外傷として働らき,年齢性変化を加えて頸部においては頸・項部痛,肩こり等頸部症候群の発症,腰部では腰痛,坐骨神経痛等,整形外科外来患者の大きな部分を占める愁訴となつて現われる.
 われわれは椎間板変性を基盤とし,現われ方を異にする一連の病態を「椎間板症」として一括してきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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