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シンポジウム Ewing腫瘍とその周辺
発言1/発言2
著者: 太田邦夫1 赤崎兼義2
所属機関: 1東大医学部病理学 2愛知がんセンター研究所
ページ範囲:P.517 - P.518
文献購入ページに移動1936年頃に東大でEwing腫瘍らしい1例があり,これをOberlingとEwingに送つて,意見を求めたところ,Oberlingは骨の細網肉腫,EwingはEwing腫瘍と診断し,それならば両者は同じものかという感をうけたようでした.現在では,共に珍しいが,異つたものと考えられています.又私自身,東京医歯大で2例ばかりそれかと思う症例を見ましたが,1例は骨周囲に主病巣があり,Lauren Ackermanに見せましたらAngiosarcomaではないかと申し,仲々むずかしいものだと考えたのを覚えております.
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