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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科2巻7号

1967年07月発行

文献概要

臨床経験

いわゆるPseudospondylolisthesis(Junghanns)の症例検討

著者: 小泉正夫1 半谷清治1

所属機関: 1東邦大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.772 - P.776

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まえがき
 1930年Junghannsは関節突起間部の分離がなくて.椎体椎弓を含めた脊椎が全体として前方に辷つている.すなわちSpondylolisthesis ohne Spalte im Zwischengelenkstūckを報じ,分離辷り症とは根本的に異なるものであることを強調して,これをPseudospondylolisthesisと命名した.
 その後,臨床例として1935年Friedl,1937年Güntzらの報告があり,最近ではMacnabの22例,Cuveland,Eufingerの30例の報告がみられる.本邦では1950年棈松の3例,桐田の4例を初めとして,吉川(1958)の39例,森川(1959)の17例,真鍋(1961)の7例の報告例を見るが,われわれの教室においても腰痛患者の中にしばしば発見されるので,最近の症例23例について種々検索を行なつたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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