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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科2巻7号

1967年07月発行

文献概要

装具・器械

P.T.B.免荷歩行ギプスの試み

著者: 鳥巣岳彦12 光安元夫12 松本道太郎12 松永等12 原武郎3 松本義康4

所属機関: 1九州労災病院整形外科 2九州大学医学部整形外科 3九州労災病院理学診療部 4九州リハビリテーシヨン大学校教育部

ページ範囲:P.777 - P.782

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 近年,medical rehabilitationの概念の目覚しい普及によつて,骨折治療に占める後療法の役割がいよいよ重要視されてきた.しかし,われわれ整形外科医にとつては,骨折の治療に後療法という一つの区切りを設けることなく,骨折の癒合が完成した時には,すでに機能においても完全に回復していることが理想であることは論を待たない.われわれはその理想に一歩近づくべく,最近進歩した義肢学の理論をギプス包帯法に応用した「P.T.B.免荷歩行ギプス包帯法」を考案し,その実地応用に2年間の経験を積みかさねた結果,用うべき方法であると確信しうるに至つたので,この新しい歩行ギプス包帯法をここにご紹介し,ご批判を仰ぐとともにご追試をお願いする次第である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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