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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科2巻8号

1967年08月発行

文献概要

シンポジウム 脳性麻痺

社会的問題

著者: 小池文英1

所属機関: 1整肢療護園

ページ範囲:P.802 - P.809

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はじめに
 私に与えられた課題は脳性麻痺(以下CPと称する)の"社会的問題"であるが,この社会的問題ということばは2様にとれるであろう.すなわち,1人のCP児のもつ諸問題—医学的,教育的,心理的,社会的,職業的な諸種の問題のうちから,社会的な問題だけを抽出して考察する,という立場と,もう一つはもつと広義の立場からCPの問題を考察する,すなわち,個々のCP児の診断と治療という臨床的な立場を離れて,いわば巨視的な角度からCPの問題を眺めてみる,という立場である.
 本篇においては,前者の立場をとることは,むしろ適切とは思われないので,後者の立場をとることとした.すなわち,CPの出題を医学的面をも含めて1つの社会的問題として考察してみることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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