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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻10号

1985年10月発行

文献概要

臨床経験

Pelvic kidneyを伴った膀胱外反症の1例

著者: 城守国斗1 榊田喜三郎1 日下部虎夫1 葛原啓1

所属機関: 1京都府立医科大学整形外科教室

ページ範囲:P.1197 - P.1200

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 抄録:我々は膀胱外反症にpelvic kidney(骨盤内腎)を伴った極めて稀な症例に対し,腸骨骨切り術を含めた膀胱再建術を施行したので若干の考察を加えて報告する.
 症例:1歳2カ月の男児.生下時より膀胱腸裂,尿道上裂,停留睾丸,鎖肛,恥骨結合離開,pelvic kidneyと種々の奇形を合併していた.我々は本児に対し一期的手術として腸骨骨切り術を行い,二期的手術として恥骨結合整復固定術および膀胱再建術を行った.術後9カ月の現在,股関節のROMは良好であり歩容等整形外科的には改善が認められたが膀胱粘膜が軽度再翻転している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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