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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻10号

1985年10月発行

文献概要

臨床経験

Tarso-Carpal Osteolysis with Nephropathyの1例

著者: 宮渕龍雄1 保田勉1 佐藤雅人1 赤司俊二2 羽鳥則夫2

所属機関: 1崎玉県立小児医療センター整形外科 2崎玉県立小児医療センター腎臓科

ページ範囲:P.1211 - P.1214

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 抄録:手根部および足根部の進行性骨融解像を主徴とする疾患tarso-carpal osteolysisは極めて稀である.我々はこの疾患と思われる1例を経験した.症例:7歳男児,主訴は手,足の変形および機能障害.家族歴,既往歴には特記すべきことなし.現病歴:1歳時より蛋白尿出現し,他医にて腎不全に対して人工透析を施行していた.昭和58年4月,治療,就学目的にて当センター入院,X線所見:両手関節部において手根骨の消失,両足関節部では足根骨の消失がみられた.その他中手骨,尺骨近位,遠位端,鎖骨遠位端にも骨融解像がみられた.Tarso-carpal osteolysisは病態,病因がいまだ明らかではない.我々は本症例に検討を加え,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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