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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻10号

1985年10月発行

文献概要

臨床経験

脛骨に発生したOssifying Fibromaの1例

著者: 山口重嘉1 久芳昭紘2 白石光一2 藤樹宏2

所属機関: 1山口整形外科医院 2国立小浜病院整形外科

ページ範囲:P.1215 - P.1217

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 抄録:私共は,脛骨に発生したossifying fibromaの1例を経験したが,本疾患とfibrous dysplasiaとの異同については,現在も議論の多いところである.症例は11歳の女.小学生で,59年1月,右下腿を打撲し,同部に自発痛,夜間痛を認めて来院した.59年3月,同部の病巣切除,骨移植を行った.臨床的にagressiveな経過をとり,X線所見にて骨皮質に多嚢胞性の陰影を呈し,病理組織所見では,線維性基質の中に骨梁形成をともない同じ線維性骨疾患たるfibrous dysplasiaとは違って,その構成細胞には,骨芽細胞活性を伴った骨の層板状構造の出現を認めossifying fibromaと診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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