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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻11号

1985年11月発行

文献概要

論述

ペルテス病早期の予後影響因子について

著者: 亀ケ谷真琴1 井上駿一1 高橋弦1 山口喜一郎1 土屋恵一2 秋田徹3

所属機関: 1千葉大学医学部整形外科学教室 2県立佐原病院整形外科 3君津中央病院整形外科

ページ範囲:P.1247 - P.1255

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 抄録:ペルテス病早期の予後影響因子について,過去11年間にTachdjian型装具で加療した49例50関節を,6歳未満(A群)6歳以上(B群)の2群に分け検討した.その結果では,発症年齢で諸家の一致する如く,A群に成績良好例が多く見られた.また,Catterallの分類でIII,IV型の高度壊死例,Head at riskでは,subluxationが壊死期終了時で健側との差が3mm以上の例,Metaphysisのdiffuse typeのcystを有する例,それぞれが予後不良因子となった.そこで,単一因子のみでは正確な予測ができにくいため,その3者の組合せによって予測を試みたところ,definitely poorは,A群では,CatterallのIV型でsubluxationとdiffuse typeのcystを有するもの,B群では,III IV型でやはり両者を有するものとなった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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