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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻11号

1985年11月発行

文献概要

臨床経験

神経損傷を伴う小児上腕骨顆上骨折について

著者: 舘靖彦1 須藤啓広1 西村龍彩1 鈴木勝美1 松本寿夫1 塩川靖夫1 荻原義郎1

所属機関: 1三重大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1333 - P.1336

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 抄録:小児上腕骨顆上骨折では神経損傷の合併がしばしばみられるが,その予後は保存的療法で良好なことが多い.今回我々は神経症状を有する顆上骨折7例のうち保存的療法で整復位が得られない5例に対して観血的整復を施行した.術中所見では,2例で正中神経,1例で橈骨神経が骨片間にはさまれており,保存的療法では神経麻痺の回復は得られなかったと思われた.これらが示すように神経症状を有する顆上骨折の中には保存的療法の限界を超えたものがあるので注意を要すると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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