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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻12号

1985年12月発行

文献概要

手術手技シリーズ 脊椎の手術・32

胸椎および胸腰椎の手術 側彎症に対する手術—ハリントン法

著者: 鈴木信正1

所属機関: 1済生会中央病院整形外科

ページ範囲:P.1409 - P.1421

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はじめに
 Paul Harringtonによって創始され,ポリオ流行に伴って,多数の麻痺性側彎症患者が発生した1950年代に改良を重ね,1962年に発表されたHarrington instrumentationは1,2),現在では脊柱側彎症に対する手術療法として主流をなし,広く認められている.又側彎症のみならず,脊椎骨折,脊椎転移性腫瘍等幅広い応用がなされている.一方,近年の劇的なSegmental Spinal Instrumentationの発展を待つまでもなく,その術式には種々の改良,変法が加えられ5),現在に至っている.著者は,昭和56年1月より昭和60年6月までに,156例のSpinal Instrumentationを施行し,うち側彎症例は82例ある.Harrington法を行ったものは63例,Luque法は19例である.ここでは著者が,現在行っている側彎症に対するHarrington Instrumentationの術式について詳述したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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