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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻12号

1985年12月発行

文献概要

臨床経験

RAのSubaxial Subluxationによる脊髄症の2症例

著者: 野口光一1 米延策雄1 冨士武史1 藤原桂樹1 山下和夫1 脇谷滋之1 小野啓郎1

所属機関: 1大阪大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1437 - P.1441

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 抄録:RAの下位頸椎病変は上位頸椎病変と比べて頻度は少ないが,近年臨床的に重要性が認識されてきている.その中で脊髄症の進行の為に手術に至る症例はまれであり,今回我々はsubaxial subluxationによる脊髄症を2例経験したので報告した.
 症例1は63歳男性でRAの活動性が高く,発症後2年で脊髄症が出現した.頸椎前方後方固定術を施行したが,挿入骨片の脱臼のために再手術を行った.症例2は54歳女性でRA病歴20年.上位および下位頸椎にリウマチ病変が存在したが,脊髄症の原因は下位頸椎が主であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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