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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻2号

1985年02月発行

文献概要

論述

半月板切除術後早期の関節造影

著者: 伊達伸也1 山上剛1 鱸俊朗1 益永恭光1 根津勝1 前山巌1

所属機関: 1鳥取大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.112 - P.118

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 抄録:半月板切除術を行った27例(全切除ないし亜全切除23例,部分切除4例)に対し術後早期(平均14.6日後)に透視下二重造影を行い,切離部分の形態や半月板の遺残状態等を観察した.造影所見を3型に大別し,それぞれについて考察を加えた.半月板の遺残は内側後節に多く認められた.遺残半月板に損傷が認められる場合,この損傷が初回手術での取り残しなのか後にあらたに生じたものかを鑑別することは術後時日を経るほど困難になることなど,遺残半月板障害をめぐる種々の問題について述べるとともに,それらを解決する上で術後早期の関節造影により半月板の遺残状態を把握しておくことが有用と思われることについて述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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