icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻2号

1985年02月発行

文献概要

手術手技シリーズ 脊椎の手術・26

胸椎および胸腰椎手術 側彎症(Scoliosis)に対する手術—Anterior Instrumentation

著者: 北原宏1

所属機関: 1千葉大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.151 - P.163

文献購入ページに移動
はじめに
 脊柱側彎症の手術で,anterior instrumentationとして2つの代表的な方法がある.まず1965年,A. F. Dwyer1)はcable,plate,screwを使用して側彎矯正を行った.つづいて1975年,K. Zielke9)はそのmodificationとして,rod,plate,screw,nutと独特の器械でderotationをはかるventrale derotation spondylodese(VDS)を発表した.いずれにしても,側彎矯正の為に椎間板の切除を十分に行い骨移植,固定をするが,最近では世界的にみても術後の脊柱後彎発生防止を期待できるZielke法を用いることが多くなってきている.前方術式施行にあたっては,血管外科,胸部外科,腹部外科,一般外科的知識,技術が必要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら