学会印象記
SICOT'84 学会印象記—学会組織の説明を含めて
著者:
山室隆夫1
所属機関:
1京都大学・整形外科(SICOT日本)
ページ範囲:P.320 - P.321
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1984年9月30日より10月5日までの6日間にわたって,国際整形災害外科学会(SICOT)の第16回世界学会がロンドンにおいて開催された.また,それと連繋して国際整形災害外科基礎医学会(SIROT)の学術集会も同年9月29日と30日の2日間にわたって同じ会場において開催された.SICOTとSIROTの学術集会を同じ会場で連続して開催することは1978年のSICOT京都学会(天児民和会長)以来行われるようになったのであるが,学会運営に関して両者の連絡がよくとれている上に,基礎の研究者にとってもまた臨床家にとっても互いに興味のある領域について知識を交換することができるので,このやり方はいろいろな意味で大変成功しているように思われる.
1981年のリオ学会以後,今学会までの期間のSICOTのPresident(理事長)はスイスのProfessor M. Müllerであった.そして,SICOT '84のロンドン学会のCongress Chairman(学術集会会長)はMr. J. Sharrardであった.