文献詳細
文献概要
特集 Spinal Instrumentation(第13回脊椎外科研究会より)
Spinal Instrumentation
著者: 金田清志1
所属機関: 1北海道大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.328 - P.328
文献購入ページに移動Spinal instrumentationは,前述の脊椎固定の目標がより効果的,より確実に達成されるために行われる.脊柱変形の矯正と固定,損傷脊柱の整復と固定,種々の原因による脊柱機能障害の再建などのために応用されている.Spinal instrumentation surgeryの目標は,従来の脊柱再建の目標を逸脱するものではない.Implantsの応用で脊柱構築学上や機能上に障害が起こったり,その他の器官への副作用が起こってはならない.また過剰なspinal segmentsが固定されたり,生理的彎曲が障害されたり,隣接脊椎要素にimplantsの一部が異常刺激を与えたりすることは容認されるべきでない.脊柱管内には重要な脊髄,馬尾神経,そして神経根が保護されている.不適切なinstrumentationには神経損傷の可能性が常に存在する.
掲載誌情報