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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻4号

1985年04月発行

文献概要

特集 Spinal Instrumentation(第13回脊椎外科研究会より)

座長総括/「Ⅰ.脊柱側彎症・後彎症」の部

著者: 小野村敏信1

所属機関: 1大阪医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.329 - P.330

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 Spinal instrumentation(以下SIと略)を主題とする今回の脊椎外科研究会は,まず脊柱側彎症・後彎症に対するposterior instrumentationを中心とする演題と討論から始められた.このsessionにおける発表は表の7題であり,以下に各講演とそれに引続いて行われた討論の要旨を総括する.
 最初に大和田(札医大)は過去10年間にSIを行った側彎症例のうちHarrington法(以下HIと略)を行った36例の成績について述べた.症例の術前の平均側彎度は78.9°であり,術後早期と調査時とを比較すると11.6%の矯正ロスがみられた.初期矯正率については術前100°未満の症例は100°以上の症例と比較して優れており,手術時年齢に関しては13〜14歳の低年齢群が15〜16歳の高年齢群より矯正率において優れていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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