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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻4号

1985年04月発行

文献概要

特集 Spinal Instrumentation(第13回脊椎外科研究会より)

脊椎原発性腫瘍に対するInstrumentation Surgery

著者: 四方實彦1 三河義弘1 琴浦良彦1 飯田寛和1 濱淵正延1 高橋忍1 浜上洋1 松本学1 山室隆夫1

所属機関: 1京都大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.365 - P.375

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 抄録:Spinal instrumentationは1962年のHarrington法に始まり,主として脊柱側彎症の観血的治療法として研究開発が進められてきた.近年instrumentation surgeryは脊柱側彎症の治療のみならず脊椎外傷(骨折,脱臼),脊椎腫瘍(原発性,転移性),その他の疾患にも広く用いられるようになってきた.
 我々が脊柱側彎症以外にinstrumentation surgeryを施行した症例は37例あり,その内7例がそれほど頻度の高くない脊椎原発性腫瘍に対して施行されている.症例はMyeloma 3例,Aneurysmal bone cyst 1例,Chordoma 1例,Giant cell tumor 1例,Hemangioma 1例であり腫瘍存在部位は胸椎5例,腰椎1例,仙骨1例であった.使用したinstrumentはHarrington 5例,ZielKe 2例であった.仙骨のgiant cell tumorに対して仙骨全摘出術施行後,脊柱支持機構再建術に成功した症例を中心に供覧しinstrumentation surgeryの必要性,問題点について考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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