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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻4号

1985年04月発行

文献概要

特集 Spinal Instrumentation(第13回脊椎外科研究会より)

Combined distraction and compression rod system応用による腰椎・腰仙椎固定

著者: 佐藤栄修1 金田清志1 小熊忠教1 鐙邦芳1 倉上親治1 風間昶1 山元功1 橋本友幸1 藤谷正紀2 樋口政法2

所属機関: 1北海道大学医学部整形外科学教室 2北海道整形外科記念病院

ページ範囲:P.405 - P.412

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 抄録:1980年2月から1983年12月までにcombined distraction and compression rod systemを応用した135例の腰椎・腰仙椎疾患の治療成績を検討した.脊柱管内操作による神経除圧(77.8%に施行)と後側方固定の結果,臨床評価は優と良あわせて90%,骨癒合率は93.3%であった.従来のdual distraction rod systemとX線学的に比較して,combined systemは腰椎前彎の保持に優れ,辷りなどのspinal disarrangementのある程度の矯正と矯正位の保持が可能であった.合併症としてのinstrumentation failureは5例に,looseningが3例にみられた.本法は装着性,安全性でも優れ腰椎・腰仙椎固定に有用な方法であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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