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特集 Spinal Instrumentation(第13回脊椎外科研究会より)
高度脊椎辷り症のInstrumentationによる治療経験—Spondyloptosisを中心に
著者: 里見和彦1 平林洌1 鈴木信正1 若野紘一1 小山明2 外川宗義2
所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室 2静岡赤十字病院・整形外科
ページ範囲:P.413 - P.425
文献購入ページに移動Spondyloptosis例では,観血的に辷りの整復を試み,一時的には整復できた例もあったが,最終的には軽度の整復しか得られず,また,固定するという点からもその治療に難渋した.60%前後の辷りの最近の4例は両typeとも,sacral hookを逆向きにつけるHarrington法と前方固定術で,術前平均58%の辷りが24%に改善し,固定も良好で満足のいく結果となった.
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