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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻4号

1985年04月発行

文献概要

特集 Spinal Instrumentation(第13回脊椎外科研究会より)

Spinal instrumentationの術中脊髄モニタリング

著者: 近江洋一1 東野修治1 原田征行1 大竹進1 中野恵介1

所属機関: 1弘前大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.549 - P.555

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 抄録:各種のspinal instrumentationには様々な脊髄損傷の病態を引き起す可能性が考えられた.従って,術中脊髄損傷を引き起したと考えられる手術操作と電位所見,術後の神経症状の推移を検討することは今後のモニタリングを行う上で重要と考えられた.1978年4月から1983年12月まで脊髄誘発電位による術中脊髄モニタリングを行ったspinal instrumentation 28例の電位所見を検討した.電位所見は最大振幅と潜時の変化によって分類した.電位が50%以上低下した3例に,神経学的合併症を認めた,それら3症例の電位所見と神経症状について報告した.それら3例の脊髄障害の原因は1例は伸展,1例は直接的圧迫が考えられた.他の1例に関しては原因が不明であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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