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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻4号

1985年04月発行

文献概要

特集 Spinal Instrumentation(第13回脊椎外科研究会より)

脊柱後彎症・後側彎症に対するSpinal Instrumentationの反省

著者: 竹光義治1 原田吉雄1 宮武泰正1 熱田祐司1

所属機関: 1旭川医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.557 - P.565

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 抄録:脊柱後彎症手術の目的は,第一に神経麻痺の治癒改善,第2にstabilization,第三に後彎変形の矯正である.手術は前方処置を主,後方固定を従とするcombined operationが原則であるが,手術侵襲が大で脊髄に対する精密な処理を行わねばならないため,細心の注意を払ってもなお合併症や問題例の発生が少なくない.著者の経験例を紹介し考察を加える.
 1.脊髄不全麻痺:posterior instrumentation適応と使用法の過誤によるachondroplasia例,6歳(治癒).2.著明な矯正喪失:Harrington distr. rod折損が14歳の特発性後側彎例に,hook脱転と前方支柱移植骨折損が25歳の高度先天性後側彎症例に惹起した,3.後彎領域の延長と増悪:16歳男,Scheuermann病,固定範囲が過短であったことが原因,4.前方distraction rodによる側彎形成:33歳,Scheuermann病例,5.深部感染:25歳,polioによる高度変形例.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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