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論述
慢性関節リウマチに伴った頸椎病変の経時的変化
著者: 冨士武史1 米延策雄1 藤原桂樹1 小野啓郎1 岡田孝三2 原田茂3 冨士正夫4
所属機関: 1大阪大学医学部整形外科学教室 2香川医科大学整形外科学教室 3結核予防会大阪病院整形外科 4国立白浜温泉病院
ページ範囲:P.577 - P.584
文献購入ページに移動(1)軸椎周囲のレ線変化が認められ,環軸椎間の矢状面での可動性が低下している例ではAASが進行した.(2)軸椎歯突起のerosion,環軸椎側方関節の変化を認める例ではVSが進行し,高度に進行した例ではSSを合併する傾向があった.(3)SSは頸椎症性変化の稀なC2/3,C3/4椎間に多くみられ,RAに特異的であったが,この進行を予測できる頸椎レ線変化は発見できなかった.
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