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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻5号

1985年05月発行

文献概要

シンポジウム 人工股関節再置換術の問題点

各種人工股関節における再置換例の検討から

著者: 島津晃1 浅田莞爾1 斉藤英雄1

所属機関: 1大阪市立大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.611 - P.621

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 抄録:1968年から1984年12月までに当教室で施行された人工股関節は357関節であり,使用人工股関節のタイプも多岐にわたっているが,1977年からCharnley型を用い,さらに1979年からはalumina ceramic骨頭を有するタイプを導入している.再置換術症例も他医からの転医例も含めて64関節に達しているが年を追って増加の傾向にある.今回これらの再置換術症例に関して,その手術の実際的な注意事項,問題点,手術手技についてのべ,代表症例を供覧する.また再置換術に至る最も大きな原因の1つであるcomponentのlooseningの調査を行い,発生時期ならびに再置換術施行時期についてのべ,さらにloosening経過期間と大腿骨の破壊強度の検討から臨床上適当な再置換術施行時期の存在することを示唆した.最近われわれが人工関節施行患者の教育および術後のfollow upのために使用している人工関節手帳についても報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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