icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻7号

1985年07月発行

文献概要

論述

先天性内反足に対するLichtblau手術の中期成績

著者: 門司順一1 佐々木鉄人1 菅野吉一1 飯坂英雄2 加藤哲也3 須々田幸一4

所属機関: 1北海道大学医学部整形外科学教室 2北海道大学医療技術短期大学部 3国立東京第2病院 4斗南病院整形外科

ページ範囲:P.815 - P.821

文献購入ページに移動
 抄録:先天性内反足における内外骨性支柱の不均衡による前足部内転変形を解決するため,Lichtblauの踵骨頭切除術を初回軟部組織解離術と合併(初回群38例59足),追加手術と合併(追加群25例27足)に行い,約6年後の成績について臨床的・X線学的に検討した.
 臨床的な足形態は良く矯正されており,前足部内転の遺残も少なかった.しかし,踵立方関節のremodelingは約半数のものにしか得られておらず,追加例では約45%に狭小化,不整などの異常所見を認め,一方初回群では約50%のものに立方骨の背側亜脱臼を認めた.また踵骨頭切除により踵骨は距骨に対して前方辷りを生じており,下腿三頭筋のlever armは減少する結果となっていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら