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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻8号

1985年08月発行

文献概要

手術手技シリーズ 脊椎の手術・28

胸椎および胸腰椎の手術 側彎症(scoliosis)に対する手術—Luque手術

著者: 山本博司1 谷俊一1

所属機関: 1高知医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.965 - P.976

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はじめに
 Instrumentationの導入により,脊柱側彎症の手術成績は目ざましく向上して来た.Instrumentation surgeryにはさまざまあるが,これまで最も広く用いられて来たものはHarrington法である.しかし,近年,前方法としてZielke法が,後方法としてLuque法が,それぞれの適応症例において,その価値が認められて来ている.Luque法は1977年に,Edward Luqueが発表したもので,2本のL型のスムーズなrodと,分節毎に椎弓下に通したワイヤーで固定しようとする方法で,L-rods Segmental Spinal Instrumentation(以下L-rods S. S. I.と略す)と呼ばれるものである.本法は,椎骨を分節毎に把えているため,Harrington法に比べて,固定効果に優れ,術後の外固定が省略できるところに利点がある.以下,本法の術式を紹介することとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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