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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻8号

1985年08月発行

文献概要

臨床経験

腸骨より発生した悪性血管内皮腫の1例

著者: 須田暁1 白井康正1 菊地達之1 伊志嶺隆1 川並汪一2 金子仁3

所属機関: 1日本医科大学整形外科学教室 2日本医科大学病理 3日本医科大学老研病理

ページ範囲:P.1004 - P.1009

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 抄録:稀な骨原発の悪性血管内皮腫の1例報告.14歳男性の腸骨原発例で,X線像で骨膜反応を伴い骨外にまでおよんでいた.充分なEmbolizationを施行した上で,腸腰筋・臼蓋・腸骨を一塊として切除するpartial hemipelvectomyを行い術後1年半の現在良好な経過である.悪性血管内皮腫の特徴を述べ,血管増生の強い悪性腫瘍に対して術中出血量を減少させ得るEmbolizationの有効性を強調した.又骨盤腫瘍切除後,力学的な問題より良好な代用骨が得られていない現在,partial hemipelvectomyが最良の術式と考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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