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論述
腰仙部神経根症状に関する神経根ブロックの治療効果
著者: 松井達也1 菊地臣一1 星加一郎1 蓮江光男1
所属機関: 1日本赤十字社医療センター整形外科
ページ範囲:P.1019 - P.1026
文献購入ページに移動①神経根ブロック有効率は全体として28.5%であり,脊椎症にもっとも高く,ついで椎間板ヘルニアと変性すべり症であった.また脊椎症における間欠跛行例に対し有効率が高かった.②治療効果は第1回の診断手技としての本法実施後24時間の時点でほぼ予測可能であり,治療効果のあった例ではその効果は少なくとも平均1〜2年持続している.③保存療法の最後の手段として,手術に進む前に実施する価値のある治療法であり,とくに再手術例に対しては試みられるべき方法であると言える.
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