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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科20巻9号

1985年09月発行

文献概要

臨床経験

投球動作によって生じた上腕骨内側上顆骨端線剥離骨折の3例

著者: 稲田学1 居村茂明2 綿谷和男2 藤田久夫3 園田万史3 辻充男3

所属機関: 1稲田整形外科 2国立加古川病院整形外科 3県立加古川病院整形外科

ページ範囲:P.1119 - P.1122

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 抄録:最近我々は中学生の野球部員が練習中に投球動作によって生じた上腕骨内側上顆の骨端線剥離骨折の3例を経験した.いずれも骨端線でのseparation fractureで投球動作の最終段階で骨折を生じたものである.3例は何れも観血的骨接合術によって骨癒合は完成した.このうち症例3は前駆症状があり,投球を禁じていた矢先に生じたものである.文献的考察を加えて本病発症のメカニズムならびに野球肘が話題になっている折柄,かかる外傷や野球肘の予防策について私見をのべる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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