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シンポジウム 骨盤臼蓋の発育
保存的治療後の臼蓋発育
著者: 池田定倫1 岩崎勝郎1 鈴木良平1
所属機関: 1長崎大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.51 - P.57
文献購入ページに移動それらのX線像より,腸骨下端部の幅が5歳時において,非脱臼側と比較し,3mm以上の差のある症例や,臼蓋前方外側縁の欠損が,5歳においてなお観察される症例,5歳時の臼蓋角が30゜以上の症例は,予後不良群と判定された.臼蓋の発育のパターンは,Sharp角(A)=-0.0779t2+1.0655t+43.654(t=年齢)の2次曲線であらわされ,そのピークは7歳〜8歳であった.
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