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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科21巻10号

1986年10月発行

文献概要

論述

胸腰椎部脊椎・脊髄損傷に対するSpinal Instrumentation Surgeryの是非

著者: 大谷清1 塚原茂1 宮本達也1 根元建二1 吉田宗人1 中井定明1 柴崎啓一1

所属機関: 1国立療養所村山病院整形外科

ページ範囲:P.1091 - P.1100

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 抄録:胸腰椎部脊椎・脊髄損傷に対してspinal instrumentation surgeryが行われた36例について,主としてADL面からのfollow-upを行った.いずれも術後6ヵ月以上を経過し,ADL自立可能例である.Harrington instrumentation 15例,Luque instrumentation 8例,anterior instrumentation 10例,transpedicular screw fixation 3例である.
 下位腰椎,両股関節の可撓性が良好であれば,車椅子による日常生活には支障がない,しかし,longfusion例はスポーツや労働時における支障がみられる.Posterior instrumentは抜去すべきでなく,そのためには確実な手術が必要である.Anterior decompressionを兼ねたanterior instrumentationは症例によっては推奨できる.Short fusionですむtranspedicular screw fixation法も症例によっては推奨できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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