臨床整形外科21巻10号

1986年10月発行

シンポジウム 骨軟骨移植の進歩

同種保存骨処理法の臨床的意義

著者： 垣内雅明¹ 小野啓郎²

所属機関： ¹大阪警察病院整形外科 ²大阪大学医学部整形外科学教室

ページ範囲：P.1145 - P.1153

　抄録：我々の教室で行ってきた塩酸脱灰骨ならびに脱脂骨の移植例の臨床成績をもとに，塩酸脱灰，クロロホルム・メタノールによる脱脂，エチレンオキサイドガス滅菌の臨床的有効性を検討した．また，本邦での制度，社会通念のもとでは銀行骨として最も適していると考えられる脱脂骨（仮称）の使用法を述べた．