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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科21巻10号

1986年10月発行

文献概要

臨床経験

野球投手の利き腕側に発生した肋骨疲労骨折の2症例

著者: 井上智雄1 森健躬1 武藤芳照2

所属機関: 1東京厚生年金病院整形外科 2東京大学教育学部

ページ範囲:P.1179 - P.1181

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 抄録:スポーツにより発生した肋骨疲労骨折は,主にゴルフスウィングを繰返したことにより,非利き腕側に発生すると報告されている.今回著者らは,野球投手の利き腕側に発生した肋骨疲労骨折を経験したので報告する.本症発生の特徴は,無理な投球フォームを指摘されている投手が,集中的に投球練習を繰り返したことにより,解剖学的抵抗減弱部位である肋骨角と肋骨結節の間で骨折を起こすという点である.このことより,正しい投球フォームと練習計画の指導が重要と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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