icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科21巻12号

1986年12月発行

文献概要

シンポジウム セメントレス人工股関節

セメントレス人工股関節—慈大式の立場から

著者: 富田泰次1 室田景久1 今井敬人1 金尾豊1 杉山肇1 大谷卓也1 林靖人1 頴川功1 小野誠1 布村成具2 肥後矢吉2

所属機関: 1東京慈恵会医科大学整形外科学教室 2東京工業大学精密工学研究所

ページ範囲:P.1337 - P.1345

文献購入ページに移動
 抄録:著者らは昭和45年以降,一貫して骨セメントを用いない慈大式人工股関節を使用しているが,今回,術後5年以上経過した症例のうち,107例110関節について直接検診し得たので,術後成績を検討し,セメントレス人工股関節の問題点について述べる.
 術後成績は,日整会判定基準で術前平均38点であったものが,術後平均78.6点と改善されていた.しかし,術後10年以上経過した症例のなかで,日常の活動性の高い症例では,術後10年頃より徐々に成績が低下するものがみられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら