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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科21巻12号

1986年12月発行

文献概要

臨床経験

距骨に発生した単発性骨嚢腫の1例

著者: 酒井亮1 小宮節郎1 南野盛二1 柿添光生1 生田久年1 井上博1 井上明生1

所属機関: 1久留大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1373 - P.1377

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 抄録:距骨に発生した極めて稀な単発性骨嚢腫の1例報告.症例は30歳,男性で左足関節の運動痛を主訴とし,X線で外側距腿関節面直下に嚢腫病変を認めた.外傷の既往がない点,穿刺による漿液性の液体の逆流,並びにその細胞診の所見,術中に関節軟骨面が正常にみえた点,内容物の病理組織像等により滑膜嚢腫と鑑別することができた.治療は掻爬・骨移植で10ヵ月目の現在,経過良好である.長管骨の骨嚢腫と対比して,本疾患のrarity,etiology,治療法について考察してみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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