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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科21巻2号

1986年02月発行

文献概要

臨床経験

Crush cleavage fractureの2症例

著者: 井上貞宏1 東野修治1 原田征行1 近江洋一1 大竹進1 中野恵介1 安川幸廣1

所属機関: 1弘前大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.177 - P.181

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 抄録:Crush cleavage fractureは1983年Svenらにより報告された胸腰移行部の粉砕骨折のsubtypeである.本骨折は上位椎間板損傷,椎体上半部のburst fracture,椎体下半部のsagittal fracture,脊柱管内への骨片の突出及び椎弓骨折の特徴を有しunstable fractureであると考えられている.今回我々はCT scanを用いて本骨折と診断した2症例を経験した.2症例とも神経学的所見を有しunstableであると考えられた.我々はこれら2症例の治療に椎体前方除圧術及びZielke instrumentationを用いての前方固定を行い,短期間ではあるが良好な術後経過を得た.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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