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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科21巻3号

1986年03月発行

文献概要

臨床経験

Os odontoideumとRAが合併した上位頸椎高度脱臼例

著者: 山本慎吾1 上尾豊二1 池永稔1 奥村秀雄1 四方実彦1 山室隆夫1

所属機関: 1京都大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.293 - P.296

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 抄録:慢性関節リウマチにおいて,上位頸椎の不安定性を来すことは,近年強調されている問題である.一方,Os odontoideumはその多くが無症候性であり,必ずしも稀なものではないと考えられる.たまたま両者が合併した場合は,本来,無症候性であったOs odontoideumであっても,その構築上の欠陥から高度の不安定症状を来たす可能性がある.我々は,RAの進展とともに歯突起と環椎が一体となって特異な転位をしめした症例を経験した.臨床症状は脊髄症状を欠き,脳神経症状を主体とする特異なものであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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