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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科21巻4号

1986年04月発行

文献概要

特集 脊椎・脊髄外科診断学の進歩(第14回日本脊椎外科研究会より)

脊柱管の3次元立体表示

著者: 松倉登1 富原光雄1 田中清介1

所属機関: 1近畿大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.425 - P.430

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 抄録:CTスキャンは,骨関節の断面形状の把握のために有用であり,より明確な情報を与えてくれる場合が多く,特に病態を把握するための脊柱管の形状を示す有力な情報を提供する.今回,我々はCT像をもとに脊柱管の立体表示を試みたので報告する.
 CTフィルムを「自作」の画像解析方法を用いてA/D変換させた座標データを得た.これをパーソナル・コンピュータに入力して,データ・ファイルを作成し,これらのデータを再入力して,座標変換(アフィン変換)して,ディスプレイ上に表示させた.対象疾患は腰部椎間板ヘルニアであり,患部の脊柱,ヘルニア,硬膜管,神経根を3次元立体表示して,更にカラー・プリンターでハード・コピーをとることにより,それらの位置関係を表わした.また,脊柱管狭窄症では,単純のCT像とenhance CT像とを用いて罹患部位の脊柱管をトレースし,脊柱管内の空間を3次元立体表示することができた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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