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特集 脊椎・脊髄外科診断学の進歩(第14回日本脊椎外科研究会より)
脊柱管の3次元立体表示
著者: 松倉登1 富原光雄1 田中清介1
所属機関: 1近畿大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.425 - P.430
文献購入ページに移動CTフィルムを「自作」の画像解析方法を用いてA/D変換させた座標データを得た.これをパーソナル・コンピュータに入力して,データ・ファイルを作成し,これらのデータを再入力して,座標変換(アフィン変換)して,ディスプレイ上に表示させた.対象疾患は腰部椎間板ヘルニアであり,患部の脊柱,ヘルニア,硬膜管,神経根を3次元立体表示して,更にカラー・プリンターでハード・コピーをとることにより,それらの位置関係を表わした.また,脊柱管狭窄症では,単純のCT像とenhance CT像とを用いて罹患部位の脊柱管をトレースし,脊柱管内の空間を3次元立体表示することができた.
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