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特集 脊椎・脊髄外科診断学の進歩(第14回日本脊椎外科研究会より)
脊椎・脊髄疾患におけるMRIの診断的価値について
著者: 李元浩1 永瀬譲史1 井上駿一1 有水昇2 植松貞夫3 守田文範3
所属機関: 1千葉大学医学部整形外科学教室 2千葉大学医学部放射線科 3千葉大学付属病院中央放射線部
ページ範囲:P.461 - P.468
文献購入ページに移動髄内腫瘍,脊髄空洞症では腫瘍やsyrinxが明瞭に描出され極めて有用であった.キアリ奇形やspinal dysraphismなどの先天奇形でも従来の検査法とほぼ同等の描出能が得られ,無侵襲という大きな利点もあり,極めて有用と考えられた.その他の疾患では椎間板ヘルニア,脊椎腫瘍,脊髄腫瘍(髄外型)などで良好な描出能が認められたが空間分解能が悪く詳細な所見が得られにくいため,現状では従来の検査法に及ばないと考えられた.
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