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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科21巻5号

1986年05月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

血管柄付き肋骨による脊椎Anterior Strut Bone Grafting

著者: 大谷清1 宮本達也1 根元健二1 塚原茂1 吉田宗人1 中井定明1 柴崎啓一1 相原忠彦2

所属機関: 1国立療養所村山病院整形外科 2杏林大学医学部整形外科

ページ範囲:P.593 - P.599

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 抄録:我々は主として脊柱後彎,後側彎の矯正・固定術に移植骨として遊離腓骨を用いてきた.その30余例をfollow upしたところ,約10cmの腓骨が完全に生着するには約2年を要することが解った.Strut boneがより早く生着して,外固定期間を短縮するためには血管柄付き肋骨の使用がすぐれていると考え,追試してみた.本法はBradford(1980)が報告し,以後諸家によってすぐれた成績が報告されている.我々は現在まで胸椎カリエス3例,胸腰椎部骨折2例,胸椎化膿性骨髄炎1例の計6例に本法を行い,経過は良好である.
 本法は手技的に容易であり,手術侵襲も軽く,推奨できる手術である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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