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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科21巻6号

1986年06月発行

文献概要

論述

Neurovascular island flap法による損傷指の知覚再建

著者: 高見博1 高橋定雄1 安藤正1 金田英明1 吉田修之1 森田一史1

所属機関: 1関東労災病院整形外科

ページ範囲:P.689 - P.697

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 抄録:最近の7年間にneurovascular island flap法20例およびradial-innervated flap法2例による損傷指の知覚再建を経験した.Neurovascular island flapの知覚回復は2点識別覚10mm以下の良好な症例が多く,皮弁の知覚過敏を訴えた症例は1例のみであり,reorientationが獲得されないことによる機能障害を訴えたものはなかった.自験例の術後成績はほぼ満足すべきものであったことから,neurovascular island flap法は依然としてすぐれた知覚再建法であると考えている.ただし,painful handに対しては本法による知覚再建の適応はないものと考えている.Radial-innervated flapの知覚回復は2例とも不良であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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