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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科21巻9号

1986年09月発行

文献概要

論述

先天性内反足に対する保存療法の検討—3年以上経過観察例について

著者: 飯坂英雄1 佐々木鉄人2 八木知徳2 門司順一2 須々田幸一3 加藤哲也4

所属機関: 1北海道大学医療技術短大部 2北海道大学医学部整形外科学教室 3斗南病院整形外科 4国立東京第二病院整形外科

ページ範囲:P.1001 - P.1008

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 抄録:生後3ヵ月未満初診症例中,corrective cast法で保存的治療コースにのり,3年以上経過観察例(平均4年5ヵ月),30例,36足の中間評価を行い,臨床的,X線学的に検討した.4項目中間評価では,優13足,良9足(優・良群61.5%),可7足,不可7足であった.距踵率による重症度分類で,重症度に応じた成績が得られる傾向にあった.脛踵角は優・良群と可・不可群と比べると,優・良群は初診時および保存的治療開始1ヵ月目で有意に小さく,また初診時より拘縮が軽く,治療にも良く反応することがわかった.中間成績の予後判定の指標として,脛踵角の測定が有効である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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